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《 コーヒー 》

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「まず香りが好き!味も好き!」
何の気なしに聞こえてきたコーヒー談義。

心の中で、確かに、と思いました。

コーヒーとは、味は勿論だけど
香りが魅力なのだと。

・・・・・

コーヒーは、いつ嗅いでも「良い匂い」です。

一見、普通の事のようですが、
どんなに好きな香りでも

今日はあんまり好きじゃないかも…
と感じるご経験がおありかと思います。

「いつもいい匂い」は、
香りの最高峰的存在です。

・・・・・

コーヒーをアロマテラピーとして
楽しみたいという気持ちが
自然と湧いてきました。

いくつか精油を探して試しました。

鮮度が落ちて、
豆の油が浮いたようなコーヒー。

ハンドドリップを雑に淹れて
渋さが目立つコーヒー。

お湯を適量以上に入れて
薄いインスタントコーヒー。

例えばこのような香りの
コーヒー精油が多く
「これだ!」というものは見つからず。

・・・・・

余談ですが、
コーヒー・ブロッサムという
コーヒーの花の精油がありました。

リンデンとネロリと
ジャスミン・サンバックを足して
希釈したような、決して
濃すぎない甘い花の香りの奥に、
微かにコーヒーの苦さを感じる
不思議な香りでした。

・・・・・

アロマのお店で、様々な香りを試す
お客様のお鼻が疲れないように、
時々、コーヒー豆を差し出します。

「‥これが一番いい香りだな。」

数えきれないほど、
このお言葉をいただきました。

生粋のコーヒー豆に優るものは、
今のところ見つかりません。

・・・・・

精油のように
特別な抽出法を経ることなく、
コーヒー豆そのままの姿で、
それでいて、どんなアロマ香も
敵わない万人に愛される香り。

コーヒーの香りとは、
そういうものなのかもしれません。

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